擬古文で綴るドラえもん
小森_鴎外 2015年2月22日 16:44:02 ID[FgXphUa9]

皆さんは擬古文って知ってますか?
森鴎外の舞姫なんかが擬古文と呼ばれる、古文に似せて作った小説で文法などは古文と同じです
そこでこれを使ってドラえもんのマンガの第一話「未来の国からはるばると」を
綴りたいとおもいます





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擬古文で綴るドラえもん
2. 小森_鴎外 2015年2月22日 16:49:26 ID[FgXphUa9]

のび太「のどかなる正月なるかな」

のび太「今年はよきことがあるべし」

???「否、ろくなことなしね」

???「野比のび太は30分後に首つらん」

???「40分後には火炙りにならん」

のび太「誰か、変なる言ふ奴は」

のび太「出てこよ!!」





擬古文で綴るドラえもん
8. 小森_鴎外 2015年2月22日 16:58:23 ID[FgXphUa9]

のび太「誰も居なん いと煩はしきことなるかな」

ガタゴトガタゴト

ドラえもん「我なん。 差し障ることあるか」

のび太「わっ! 」

のび太「そなたは誰か!? いづれからか来む!? 何の故ありて!?」

のび太「何ぞかかる所から...」

ドラえもん「とみにきかるれどもこまる」




擬古文で綴るドラえもん
10. 小森_鴎外 2015年2月22日 17:02:58 ID[FgXphUa9]

ドラ「さあること何でも言ひならず」

ドラ「我はそなたを恐ろしきさだめより救いに来たり」

のび太「30分後にひあぶり?40分後に首吊り?」




擬古文で綴るドラえもん
13. 小森_鴎外 2015年2月22日 17:38:58 ID[FgXphUa9]

ドラ「さあることおぼろげなり」

ドラ「そなたはむなしくなるまでろくなるめにあふなり」

のび太「あな、わびし!!!」

のび太「あさましきことな言ひそ!!人の運命いかでか分からんや!!!」

ドラ「されども分かるなり」

ドラ「いかにこれ分かると言ふに...」

のび太「う、うむ..」




擬古文で綴るドラえもん
16. 小森_鴎外 2015年2月22日 17:52:29 ID[FgXphUa9]

ドラえもん、床にありつる餅ひを見て、
ドラ「こは何するものぞ」

のび太「餅ひなり」

ドラえもん、これを食らふ

ドラ「いかに美味なものかな」

ドラ「生まれて初め食べき」

ドラ「馳走になりき」

ドラえもん、かく言ひて机のなかに消ゆ

のび太「いかなる人ぞ」

のび太「確かにここより...」
のび太、机のなか覗けども、何も無く、夢のごとくにやありけんとぞ思いたり



擬古文で綴るドラえもん
18. 小森_鴎外 2015年2月22日 18:16:23 ID[FgXphUa9]

のび太「我ゆめ首などつるまじ。はは、げにあさましきこと」

???「やあ、ドラえもん」
と、机のなかよりまた声す

???「やや、ドラえもんはいづれぞ」
さて、机のなかより怪しき少年出でたり

???「ドラえもんより物語せらる。今日よりドラえもんがそなたの面倒を見ゆ」

???「我そなたを見るのが最もなれども、わりなし」

???「彼も悪しきものなれど我が祖父よりよし」

???「我が祖父は何をしてもわろし」



擬古文で綴るドラえもん
19. 小森_鴎外 2015年2月22日 18:25:41 ID[FgXphUa9]

???「和歌もわろし、蹴鞠もわろし、じゃんけんなども」

???「されば、大人になりてもろくな目にあふなり」

???「されども、これよりドラえもんがいるに心もとなからず」

のび太「しばし待て、祖父とは誰か」

???「たれか?」

???「ドラえもんより聞かざるか」

ドラ「あな、面目なし」
ドラえもん、また机のなかより出づ

ドラ「我ら未来の者なり『時空移動機』よりこなたへ来たり」

???「すると、出口が机のなかに開きたり」

のび太「何ぞ」



擬古文で綴るドラえもん
21. 小森_鴎外 2015年2月22日 18:29:07 ID[FgXphUa9]

ドラ「セワシはのび太の孫の孫なり」

セワシ「さればそなたは我の祖父の祖父なり」

のび太「我はまだ幼き童なり。童に子などあらず」

ドラ「頭わろし」

セワシ「げに」




擬古文で綴るドラえもん
25. 小森_鴎外 2015年2月22日 18:35:42 ID[FgXphUa9]

セワシ「そなたもいつかは大人にならむ」

のび太「げに」

セワシ「されば、そなたは見ゆなり」

のび太「さあらむや」

セワシ「するなり。19年後に」

のび太「まことか!!!」

のび太「相手は誰ぞ!!静香宮か」

ドラ&セワシ「ジャイ子の女房にやありけむ」

のび太「ジャイ子の女房!?剛の中将の」



擬古文で綴るドラえもん
28. 小森_鴎外 2015年2月22日 18:44:07 ID[FgXphUa9]

のび太「何と言ふか!!」

セワシ「我に言はれても困ず」

ドラ「アルバムを見よ」

セワシ「これが契りの式」

のび太「...!!」

セワシ「その後の行事」
そこにのび太とジャイ子の女房と子とおぼしき姿がなむある

のび太「いとひがひがし!!帰れ!!」

のび太「さあるひがごと、ゆめ信じず!!」
のび太のうるさきことに、父大殿と母眼鏡宮が来たり




擬古文で綴るドラえもん
29. 小森_鴎外 2015年2月22日 18:54:35 ID[FgXphUa9]

大殿&眼鏡宮「のびた!!」
のび太は二人にしか話たり

眼鏡宮「凄き夢見ゆ。あはれ」

大殿「かかる所より人よも出でじ。はは」
とうち笑ふ

大殿「のび太はさだめて幸せになるべし」

眼鏡宮「余計な心憂しことせずしてのびのびと育つべし」

大殿「されど、まばゆき想像力なり。絵描きにならば成功す」
ととかく言ひつつ、部屋を出たり

のび太「されど、夢なるか」

のび太「やや、首吊りまであと一分なり!!」



擬古文で綴るドラえもん
31. 小森_鴎外 2015年2月22日 19:02:49 ID[FgXphUa9]

のび太「いま、我は首吊りたしか。 いな、あらず」

のび太「吊りたからざる者がつるわけなし」

のび太「やはりこれはひがごとなり!!」

???「のび太殿」

のび太「やあ、静香宮」
そこで静香宮とジャイ子の女房が羽根つきす

静香宮「羽根取るべし」

のび太「心得」
するとのび太、屋根から滑り落ち、木に引っ掛かりけり

ジャイ子の女房「こは、首吊りなりがはは」

のび太「当たりき!!30分後の首吊りなり!!」

静香宮「いかなること」




擬古文で綴るドラえもん
38. 小森_鴎外 2015年2月23日 7:38:13 ID[FgXphUa9]

静香宮「便なからざれば我と共に羽根つきをせむ」

女房「よせ。そなたはつらきものかな。彼羽根つきえせざるをさそはば、いといみじきことなり」
のび太、かかることに 怒りて、

のび太「心得」

女房「もし羽根落とさば、顔に墨をぬらん」

女房「それ」
されどものび太、やがて羽根を落としけり。
たちまち女房に真黒にぬられたり。のび太怒りて、

のび太「お前などゆめゆめ見えず」

女房「いかになめきことか!」
とよよと泣きにけり。すると剛中将これを聞きて、

中将「誰ぞ。我が妹を泣かしつるは」
と大いに怒れり。

女房「おろかなると」




擬古文で綴るドラえもん
39. 小森_鴎外 2015年2月23日 7:50:10 ID[FgXphUa9]

のび太、やがて部屋に入り、歌を詠みつ。

あたらしき 春を迎えし 我が身には
雪のごとくに 災難ぞ降る
(心惜しい新春を迎えた私の身には
雪のように災難が降ることよ)
※「あたらしき」は「惜し」と「新し」の掛詞

のび太「かかることありけれども、さすがに火炙りなどあらじ」

のび太「顔を洗はん」
と言ひて、洗面所に来たり。されどみず出でず。
せむかたなく、風呂場に行く。
されども、そこにありし石鹸に足を滑らせ湯船に飛び込みにき。

眼鏡宮これをみて、とみにのび太を火桶に置かれり。
のび太これを、

のび太「これも一種の火炙りなり」
とあさましく思ふ。

眼鏡宮「まだ愚かなることを」
のび太、そこにありしアルバムを今一度見ゆ。




擬古文で綴るドラえもん
40. 小森_鴎外 2015年2月23日 8:01:48 ID[FgXphUa9]

のび太、
その後のこと、大学を落ち、地下にもなれず、農夫となれり。
されど、飢饉が続きて不作が続き、国司に請いても不可なれば、貧困になれり。
土地を借りるに米ならず、首を絞めるのみなり、とぞある。

のび太、これをみて憂しと思ひ、前のあやしき二人を思ひ、袖を濡らしつ。

そこにセワシとドラえもん出できて、

セワシ「それ故我が代にも貧困続きて、今年の御年玉は一銭のみなり」

それを聞きてのび太、

のび太「むべ。かたじけなし。我、世に憂き目を感じたり。

のび太「今にも出家せん」

セワシ「案ずることなかれ。未来は変えらるるべし」

のび太「何と。まことか」

ドラ&セワシ「我らそのために来けり」




擬古文で綴るドラえもん
45. 小森_鴎外 2015年2月23日 13:14:19 ID[FgXphUa9]

のび太「されど、なほいぶせきことなむある」

ドラ&セワシ「何ぞ」

のび太「未来変わらばそなたらは生まれざることにならず」

セワシ「案ずることなかれ。他でつりあいとれば」

セワシ「例はば、武蔵から畿内へいかんとす。行き方は徒歩、牛車、輿、網代車」

セワシ「どれも違ふる乗り物なれど、必ず畿内へ行くべし」

ドラ「我、ずっとそなたをかしづかん」
のび太これを聞きて、

のび太「よろしく侍り」

ドラ「よろしく侍り」




擬古文で綴るドラえもん
46. 小森_鴎外 2015年2月23日 13:25:58 ID[FgXphUa9]

セワシ「さて、せっかくそのかみの武蔵にきたれば、いかで歩きばや」

ドラ「とみに帰らざらば、北の方がうるさし」

ドラ「かれを使はばよし」

のび太「かれとは何ぞ」

ドラ「『自動回転機能付竹棒』」

のび太「何ぞ」
ドラえもん、のび太の尻に竹棒をつけつ。
するといかなるにや、ドラえもん、のび太を御格子の外に出だしたり。

のび太「わっ」
のび太おののきけれども、やがておのづからとびつることに気づきけり。

のび太「やや、竹棒の、正しきか」

ドラえもん「案ずることなかれ。いづくにつけてもよし」

ドラ「そなたは我に任せばよし」
ドラえもんのび太にののしりけるが、のび太、ズボンが脱げやがて落ちつ。
ただ竹棒に付きつるはズボンのみ、ドラえもんの側にいたり。

のび太、地に落ちていはく、

のび太「奴、まことに頼りになるか」





擬古文で綴るドラえもん
20. さまよえる蒼いパンツ 2015年2月22日 18:27:57 ID[CjWRgQtl]

平安時代のセックス思い出した

http://koukinmatome.blog.jp/archives/38185570.html